東川町は、全国でも珍しい、ほぼ全ての町民が地下水で暮らす町です。各家庭には電動のポンプが設置されており、地中深く(およそ20m)から汲み上げて生活用水として利用しています。この豊富な水資源は、旭岳を冠する大雪山連峰の豊かな自然がもたらす恩恵です。遠く山々に降り積もった雪が溶けて地中に染み込み、ミネラルを吸収しながら、永い年月をかけて醸成され、麓の町まで流れ着いた天然水をいただいています。JAひがしかわの「大雪旭岳源水」はこの良質な天然水を水資源のすぐ近くでボトリングしたものです。
自然な味わいをそのままお届けするため、加熱処理しない「無菌充填方式」を採用しています。源水を非加熱殺菌のUF膜ろ過方式で処理することで、美味しい水に欠かせないミネラル類を充分に残しながら、水の汚れや0.01ミクロンまでの物質(ウィルス・細菌)などの不要な成分を除去しています。
水の品質に加え、地域住民等による主体的かつ持続的な水環境の保全活動が評価され、『平成の名水百選』として環境省に選定されています。
「地域団体商標」は、地域名と商品名を組み合わせた地域ブランドを広く保護することを目的に2006年4月に施行された商標制度で、東川町には、いずれも『東川町農業協同組合』が商標権者となり、平成24年5月に『東川米』、平成25年4月には『大雪旭岳源水』が登録となっています。『東川米』は北海道の米として初、『大雪旭岳源水』は飲料水として全国初の登録認定を受けました。
平成25年1月、東川町・東川町農業協同組合・民間企業が連携して(株)大雪水資源保全センターを設立し、ボトリング工場の稼動を開始。大雪旭岳の水資源を有効に活用するとともに、地域一体となって水資源を保全するプロジェクトがスタートしました。「大雪旭岳源水」の売上2リットルにつき0.5円が東川町に寄付され、東川町ではこの寄付金を原資として、自然や地域環境を守る活動に役立てています。
株式会社大雪水資源保全センター
TEL 0166-97-2525
採水地: 北海道上川郡東川町ノカナン
http://taisetsu-mizu.jp/
JAひがしかわ米穀課
TEL 0166-82-2122
㈱東川振興公社
TEL 0166-82-2632
東川ミーツオンラインショップ
https://higashikawa-meets.com/